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  門信徒会会長  山口 伊三郎


  門信徒の皆々様には、益々ご健勝にて、ご法儀ご相続のことと哀心よりお慶び申し上げます。  
 今年もまた、お盆を迎えさせていただく時節となりました。今年は昨年とは異なり、真夏日があったかと思えば、すぐ大雨となりまことに体がもちにくく、心身ともに悲鳴をあげるなか、ご門徒の皆様方におかれましては、いかがお暮しいただけましたでしょうか。  
 さて、ご本山で一昨年より厳修されました「親鸞聖人七五〇回大遠忌法要も昨年の一月十六日ご満座をもって無事閉式となり、この法要に多くの門信徒の皆様方がご縁にお遭いいただかれたことは誠にありがたいことでありました。さらには本年六月には、福井西別院にて、ご門主様をお迎えし「親鸞聖人七五〇回大遠忌法要」を厳修され、親鸞聖人様の報恩に感謝申し上げたことでございます。  
 さて、超勝寺におきましても、親鸞聖人七五〇回大遠忌法要を厳修いたし、併せて前住職至心院釈照弘法師の五十回忌法要を勤めさせていただくことはすでに、昨年度住職様より御発表いただきましたところでございます。  
 ご門徒の方々には、毎年のことながら寺への熱い想いをいだき、誠にもってありがたく心より感謝申し上げるところでございます。  
 このご法要の記念事業的なことで、当寺の長年の念願でありました歴史ある、超勝寺にふさわしい表塀の改修工事を着手させていただくことをご住職様よりもご発表いただき、鋭意、各種委員会を立ち上げ門徒一丸となって百年の大計をもち早期にこれに取組むことが何より重要と考えており、近々、皆様方にご報告させていただきますので絶大なる御協力を是非是非お願いする次第です。  
 最後になりますが、浄土真宗の救いは、この如来のはたらきを信じる心一つで定まり、念仏は救われたよろこびが声となってあらわれ出たものといわれます。 「ただよくつねに如来の号を称して   大悲弘誓の恩を報ずべしといへり」  親鸞聖人のおっしゃることは   如来は私たちを救いとって見返りを求めることがない。はかりしれない如来のご恩は、決して返すことができない大いなる恵みであります。  
 私たちは、ただそのご恩をよろこび、感謝の思いを念仏の声にあらわすばかりである。これが報恩の念仏であります。報恩の思いから、つねに南無阿弥陀仏と念仏申すべきであるとされています。  
 今年もまだこの暑さが続くと思われますがどうぞお体ご自愛いただき、ともにお念仏ご相続のことお念じ申し上げ、お願いとご挨拶とにさせていただきます。



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